FanFic 11⚔️ ⚠️
槍使いと執事【パンウォ】【クレウォ】
20200424
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以下本文
※性的描写
あくまで二次創作です。
原作様を侮辱する目的等はございません。
こちらの作品にはクレウォ、パンウォ、描写なしのモブウォが含まれますのでご注意下さい。
彼の立場でほんとに横行するのかは知らない、都合のためそういうことにしました。怒らないで……ごめんなさい……。
君のえっちなことばっか書いてごめんよウォーレンス……後悔はありません。
前の『執政官と執事』の後にあたるお話。そっち読まなくても話はわかるよ!
『執政官と執事』→ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12503388
夕刻。金色の光はもう沈みかけて、月夜に変わりゆく。金色の少女は夕餉後の執政官のお小言をすり抜けて、街をまわるからと城を飛び出して行ってしまった。それには銃使いの彼も付き添って、ああも危なっかしい2人組は心配せずにはいられない。槍使いには心配性だのお節介だのと笑われてしまったが。彼はもう休むからと自身に与えられた客間へ歩いていった。
先まで頭を抱えていた執政官は、まったく、とため息をついて呆れた様子を露わにする。切り替えてこちらへ体を向けると、眉間には皺がよったままに御苦労と労いの言葉をかける。
「きっと遅くなりますから、コーヒーを入れてお待ちしましょう」
「ああ……そうだな」
お願いしよう、と応えたあとも彼は瞳を逸らさず、こちらの目を捕らえてしまった。未だ騎士の逞しさを残す掌が、私の髪を撫でる。
「……お部屋で待っていてください、執政官」
「ああ……ん?」
目の端に一瞬だけ映った物陰は、急いで角に隠れてしまったようだった。
「……パーンか?」
独特な金属の音は間違いなく鎧の音。身を隠そうと、どうしても鳴ってしまう鎧の音は隠せない。
「っあ、いや、ええとだな……わ、悪かった、おやすみ……!!」
非常に焦った様子の声が、裏返ったり詰まったりしながら言い捨てて、慌ただしく去っていった。光源が乏しくて見えなかったが、彼の顔は紅潮しきっていたのだろうなと想像した。
「……執政官、行きましょう」
「ああ……最後かもしれないな」
「どういうことですか?」
「いや、こちらの話だ、気にしなくていい」
そういえば、なぜ彼は戻ってきたのだろうか。
彼とは仲が良いのか。執政官が問うた。ずっと黙っていたかと思えば、唐突にもそう訊ねるのだった。
「ッん、ぅ、んえ……?」
脚を持たれて好きに動かれ続けるせいで、気持ちいい場所ばかり擦られて、だらしない声で返事をしてしまう。彼のものに馴染んだ体は、すぐによろこんでしまって仕方ない。
「槍使いの……パーンと言ったか」
「んぁッ、あ……ッ、仲が、い、イッッ、わけでは……へらずぐち……っんん、ばっかり、ですよ」
「なるほど、似た者同士ということか」
「ッな……! んああッ、ひ、ぅ……!」
否定しようとすると、即座に突き上げられて妨げられてしまう。快を食むしかできずに少しばかり達してしまった。
「美しいお前をよこすと思うと、少し惜しいな」
「んんっ、ひ……なに、おっしゃってる、ンッ、です……ッ!」
自分でもわかるくらいに体は悦楽で痙攣を続け、もっとと欲しがる器が彼を絞り上げる。
「っは、ア゛んん……! も、おく、イ……ッッ゛!!」
耐えきれなくて、絶頂に達してしまう。ふわりと飛んでしまいそうで、男の名前を呼ぶ。
「くれもあどの……ッ」
伸ばした腕で顔を寄せ、男を唇へ誘う。
「美しいな、ウォーレンス」
強欲な唇で何度もキスをせがむ。
*
夕刻。姫を含む皆が城の食事を済ませ、危なっかしい2人組はまた街へ繰り出して行った。今日の月はいっとう綺麗な気がして、廊下の窓から眺める。
「……パーンか」
「えっ、いや、んん」
鎧は脱いでいたから金属の音はしなかったが、妙に視線を感じたので振り返ってみれば、緊張した様子の青年が何か言いたそうに立っていた。
「……少し、いいか」
彼が言いたいことなど簡単に予想できたので、何か用かとこちらが尋ねるのも意地悪だと思った。話をしようと言って、彼に用意した客間の中へ入れさせる。客間と言っても1人用の机と椅子、ベッドがある程度の小さな部屋ではあるが。
「お前と執政官って、その、そういう仲なのか……?」
言いづらそうに言葉を詰まらせていたパーンがおそるおそる尋ねる。
「そういう、とは、恋仲のことか?」
こく、とパーンはうなずく。彼の顔はやや紅潮して、些か面白くなってしまう。
「ははっ! そんなわけがないだろう、面白いな」
「な……!」
ベッドの端に座って、パーンの質問に否定して答える。
「私のような立場なら起きうる事じゃないか? その善悪はなんとも言えないが」
「そ、そうなのか??」
パーンが椅子にも座る様子がなかったので、自分の隣を軽く叩いて座るよう促す。彼は一瞬戸惑ったようだが、素直に隣へと腰をかけた。
「ああ。まあ初めにかけたのは私だが……」
あとにつけた蛇足な情報にかなり意外だと思ったのか、露骨に驚いている。言わなくてもよかったなとは思いつつ、ちょうど旺盛な時期が被ってしまったのだから仕方ないだろうと付け加えておく。それがいままで習慣のように続いていただけで、執政官にも私にも、何かしらの感情があったわけではない。
「ほ、他にも相手はいるのか……?」
「……複数プレイのことか?」
「ちっ、ちげえよ! つか、はあっ、してるのかよ!!」
「いや、していないが」
「してねえのかよ!」
「旺盛と言ったが、さすがに多数と絡み合う趣味はないぞ。相手は彼だけだ」
「生々しい言い方しないでくれ……」
かなり激情的なようだが赤くなって焦る様子が面白い。遊んでいるようで彼には悪いとは思ったものの、私はだんだん楽しくなっていた。
「そういったって、お前もそういう時期だろう?」
うぐ、と唸ってこちらを見たあと、随分大きなため息を吐いて項垂れる。なんだか元気がなくなったように見えて、からかい過ぎただろうかと彼の顔を覗く。
「何に落ち込んでる?」
「……気のせいだろ」
垂らしたこうべは上げてくれはしなそうだ、体勢はそのままにトーンの落ちた声が返事をする。
「何かあるんだろう。俺に引いたか」
「引いちゃあいねえよ……でも、お前が……おれは……」
彼は言いごもる。そういえば彼の耳がずっと赤い気がする。陰になって見えない頬も、まだ、赤いのだろうか。
「パーン……お前は、俺のことが……好き、なのか?」
急に頭を上げて、見開いた瞳がこちらを捉える。
「っ、そう、だよ……!」
驚いているのか、恥ずかしいのか、怒っているのか。必死に答える声は震えていた。
「わかってんならなあ……わかってんなら、当たり前のように俺ん部屋入って、ベッドに座りやがって……誘ってるって思われてもいいのかよ」
彼の力任せな腕が、強引に私を押し倒し、そして彼は私を見下ろす。ギラついたような目の前の緑から、なんだか視線を逸らせられずにいた。
「ああ、そういえばッ、ん、後輩と2人きりになった時、1度だけッぇ、されたことがア、ッた、な……っん」
緊張気味な手で触られるものだから、そんな記憶が急に思い出された。半ば無理矢理犯されたようなものだったが、流され拒絶しなかった自分も悪いので彼のことは責めたりなどはしていない。受け取れない好意は返却したが。
「は?」
「クレモア殿のほうッが、ぁうまかった、が、ア゛、ん」
パーンの慣れない手つきにも感じてしまうのも、しばらく執政官にお世話になっていたからだろうか。随分と執政官には”開発”されてしまったようだった。そう思うと、なんて体なんだと自分で呆れる。
「……そうかよ」
ぐっと彼の指が中を押して刺激する。妬いたかと問えば、答えを欠いて刺激を続ける。
「ふふ……ッア、ッん゛ん゛!! あッ、あ……!!」
容赦無く撫で続けられて、声が出てしまう。煽られた彼はもう甚だ余裕がなさそうに、熱くこちらを見つめている。
「ッああ゛……!! ん……ッふ……ふふ、けっこう、妬くタイプ、か、あ?」
「……余裕そうだな、覚悟しろよ?」
「ッん、ふふ、ア、ん゛……っは、あ……かわいい、な」
彼がもとより飲み込みの早い奴であることを忘れていた。
「なあッ、気持ちいいか、ウォーレンス……」
おそるおそる触るものだから、不慣れなのだなと油断していたが、こうも巧みに体を刺激されるようになると感じすぎてしかたない。
「ッア……う、あっん……ひ、パ、パーンッ、や……んんんッイ、ぅあッ」
「ここ、いいのか? なあ?」
「や、あッ、う……い、イイ、ぁ……も、ッイ、く……ッ」
ぐいぐいと彼のものが擦り付けて、間もなく快感を与えられる。すでに何度か達した体は、さらに感度を高めて彼を求めてしまう。
「んあ゛あ゛ッッ!! あ、は、ア……ぅ……」
出し切ってしまった自分の肉からはもう透明な液体くらいしか出なくなっていた。しばらくは中からの刺激のみで達させられている。
「ひあっ、いま、ァん、う゛う……!! も、むり、ィ゛、ん゛ん……!」
「さっき煽ってくれたが……どうした、降参か?」
「んん゛あ゛、ごめ、んんッひ、あ、あ……!!」
いい加減刺激をやめてもらわないと意識も飛んでしまう気がして、やめてほしいとパーンに請う。だがやめてくれるどころか、彼はかわいいなとにやついて激しさを増す。
「ぱ、ぱーんッ゛……っ、やぁっ、きもち、んんっぁ……! は、ア゛、ッも、やめぇって、おねが、やあっ、て、んん゛〜〜っっ!!!」
「ウォーレンス……っ」
「ア゛、ひ……、ッもう、ら、だめ、んん゛、イ゛、〜〜〜ッッッ゛」
絶頂時に強く締めてしまうせいで、パーンは耐えきれず中へ液体を吐き出す。パーンは私を抱きしめてキスをすると、私ごと体を起こし、そして膝に乗せるようにした。彼の先端が体の奥を開いて襲うような快を感じる。すぐに全身が痙攣して、悦楽に溺れるように息もままならない。
「はは、すげえな……ほら、後ろ向いて」
「っう……も、だめ、ぇって……っひあ゛」
脱力した自身の体はパーンの通りに後ろへ向かせられる。ベッドに這った体勢で、後ろから孔の中をごりごりと撫でられる。
「……ウォーレンス……っ、すき、だ……ウォーレンス……ッ」
被さるパーンが耳元でそう囁く。必死に。甘ったるいほどの声が芯まで染み込むようで、誘われるままに悦に入る。そして私は彼の名を呼んで絶頂に達する。
*
枯れた喉に水を含ませる。あれほど無理をしたことなど殆どないように思う。無理をしたというよりはさせられたのだが。
「恐ろしいな思春期……」
横で眠っているパーンの髪を撫でてみると、んん、と反応を返された。安らかな寝顔にキスを落とし、ならって私も目を閉じる。
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